ぶれないインテリア計画で可愛いを詰め込んだ 漆喰と無垢の家奈良県 生駒郡 TH様邸
外装に一部使いした二種類のコーラルストーンが程よく可愛い、漆喰と無垢の家です。ぶれないインテリア計画の秘訣は、好きなテイストがしっかりとイメージできていること。
竣工 : 2016年2月
建築延床面積 : 31.18坪(103.08㎡)
敷地面積 : 39.37坪(130.15㎡)
構造 : 木造2階建て
イメージカラーの赤をポイントにカラーコーディネートしたLDKは、床上げして引出収納を備えた和室とオープンな空間になっています。床の仕上げは、リビング側の無垢のパイン材とキッチン側のタイルの切り替え部分に、モザイクタイルをライン貼りしました。
和室には掘り込みカウンターを設け、椅子に腰かける感覚で読み書きができるスタディコーナーをつくりました。目立たない場所にある大容量の引出し収納が、収納力を発揮してくれそうです。
リビングの天井に設けた吹き抜けは、上部のFIX窓から射し込む明るい自然光を室内に降り注ぐように届けます。化粧張りの向こうに見えるアイアンの手摺が、とてもお洒落。室内建具は天井の高さまであるフルハイトドアで、より一層、室内が広く感じられます。
深い赤茶色の手洗いボウルとレトロなデザインの水栓が、テラコッタ調の床タイルとマッチした手洗いコーナーも、イメージカラーの赤を意識した配色です。
玄関脇のシューズクロークの入口は、アーチ型の垂れ壁をジュラシックウッドストーンで縁取りました。奥様が選ばれた玄関ホールのペンダント照明が、ナチュラルアンティークな雰囲気をより一層引き立ててロマンチックにまとめています。
吹抜けに隣接する部屋の壁に設けた室内窓は、ガラス入りの引戸としました。木枠のやさしい素材感が味わい深く、インテリアとしても満足のいく仕上がりです。
外装は、漆喰塗りの壁にコーラルストーンの部分貼りで、玄関まわりには表面に凹凸のあるコーラルストーンのラフを使っています。